最近将棋ブームじゃないですか
少し落ち着いてきたと思ったら、藤井八冠が誕生してまたブーム到来ですよ
藤井八冠はプロ入りした時もすごく話題になりましたよね
というか一人で将棋ブームを2回も起こしているとかヤバくない?
で、その前は羽生さんの時かな?公文式のCMに出てた記憶がある
まぁそんな将棋ですが、漫画やラノベの題材にもなるんですよ
自分が読んだ将棋漫画、ラノベは
「月下の棋士」「3月のライオン」「ハチワンダイバー」「りゅうおうのおしごと!」「永世乙女の戦い方」「リボーンの棋士」「或るアホウの一生」「龍と苺」「ものの歩」「バンオウ」「目の前の神様(最近連載開始!要注目!!」
あたりですかね
関係ないけど「或るアホウの一生」をなんで打ち切りにしたの!?マンガワンのバカ!もう知らない!
バンオウについて
で、ここでタイトルの「バンオウ」に話を戻すんですけど
ジャンプ+で連載してるんですけど、主人公の設定が秀逸なんですよ
よくある設定だと主人公が超天才とかなんですけど、このバンオウの主人公の月山さんは少し違います
なんと500年を生きる将棋大好きな吸血鬼というキャラクター
え、なにその設定。面白すぎない?
でもこれね、将棋の強さを説明するのにうまい設定だと思うんです
作中では月山さんの将棋の強さはトッププロレベル
でもね、考えてもみてください
人間の場合、例えば3歳から将棋を始めたとしても80年か90年が限界です
でも月山さんは江戸時代に将棋にハマってから300年間将棋を指しているんです
将棋が好きで好きでしょうがなくて、夜はコンビニでバイトして安いアパートに住みながらずっと将棋をやってるんです
300年間何かに熱中したことありますか?
私が今まで一番長続きしているものと言ったらアレをナニするぐらいなもんでね。それだって30年もやってない
でも月山さんは300年間もひたすら将棋に打ち込んでいる。そりゃ強くもなります
そんな超絶強い月山さんですが、まずね、すごく礼儀正しい
ネット将棋の相手にも対局後に「ありがとうございました」とか言っちゃうくらいに礼儀正しい
プロに会ったら「サイン欲しい!」とか思っちゃうくらいカワイイ
基本的に他人を尊重できるタイプなんですね
なのでよく顔を出す将棋サロンでも大人気。子供からも好かれてます
とまぁ月山さんの魅力について語ったわけですが、この漫画のすごいところと他の登場人物の魅力も引き出しているところ
ネタバレになるから詳細は語りませんが、なんやかんやあって竜王戦トーナメントに参加することになった月山さん
竜王戦とはプロ・アマも含めたトーナメント戦で、まさに将棋日本一を決める大会です
将棋界では名人と並んで最強の称号、それが竜王
そんな竜王を決めるトーナメントに参加するんですが、もちろん対戦相手がいるわけです
その対戦相手一人ひとりにちゃんとスポットライトを当てる漫画的上手さ
普通、なんか過去編とか入るとダレるじゃないですか
単行本ならいいですけど、週刊連載とかで過去編が長いと本編の内容も忘れちゃうわけですよ
それを1話内、もしくは長くても2話でちゃんと物語が進行するように組まれているので読みやすい
しかも最初は嫌な奴とか、微妙だなと思われるキャラもしっかり好感度上げてくるので読んでて楽しい
将棋のルールを知らなくても楽しめる
え?将棋のルール知らないだけど大丈夫?
大丈夫!将棋の盤面の解説とかはあまり出てこなくて、キャラクターの心理描写でストーリーが進むから
その心理描写が熱いんですけどね!
新進気鋭のノリに乗った若手プロ、老齢ながら熱い情熱を持ったプロ、そして名人や竜王たち
ルール知らないのに読めた漫画って、今までだと「ヒカルの碁」と「アイシールド21」ぐらいかも
それくらいのポテンシャルを秘めている漫画です!
そのうちアニメ化もするんだろうな
その時を楽しみに待っていよう
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